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セメント瓦とモニエル瓦って何が違うの?

香川県高松市を中心に地域密着〝プロタイムズ高松国道11号店〟です!

 

皆さんこんにちは!屋根の材質にセメント瓦とモニエル瓦がありますが、見た目が似ているため、見分けが難しい場合もあります。しかし、製法や表面仕上げ、メンテナンスの方法などに違いがあります。屋根塗装を行う場合しっかりとセメント瓦かモニエル瓦か見極めて施工しなければ塗膜の剥離等の不具合につながります。しかし一見しただけではセメント瓦かモニエル瓦かを見極める事は業者でも難しいです。そこで今回は、セメント瓦とモニエル瓦の違いについてご説明していきます。

 

セメント瓦とは

 

特徴

・材料:セメントと砂を主成分とするコンクリート

・表面仕上げ:主に塗装仕上げ(アクリルやウレタン系塗料など)

・・外観:和風・洋風どちらもある。モニエル瓦より表面がやや滑らか

・吸水率:やや高めだが、防水性は塗装でカバー

 

メリット

・コストが比較的安い

・デザインや色のバリエーションが豊富

・施工性が良く、重ねやすい

 

デメリット

・表面の塗装が経年劣化するため、1015年ごとの再塗装が必要

・吸水乾燥の繰り返しで、ひび割れや凍害が起こることも

 

モニエル瓦とは

特徴

・製造元:元はフランス発祥で、かつては日本モニエル(現・撤退)で販売されていた

・材料:セメントに加えて細骨材(砂利など)

・表面仕上げ:「スラリー層」+着色塗装(アクリル系など)

⋄スラリー層とは、着色されたセメントペーストで、ざらざらした厚い層

・外観:表面がややザラついていて高級感あり。洋風住宅に多い

メリット

・高い耐久性(本体自体の耐用年数は3040年)

・遮音性・断熱性も高め

デメリット

・スラリー層があるため、塗装の密着が悪く、再塗装に工夫が必要

⋄しっかりと高圧洗浄+スラリー層の除去が必要

・製造終了のため、補修用の瓦が手に入りにくい

 

 

セメント瓦とモニエル瓦の違いまとめ

セメント瓦

モニエル瓦

材料

セメント+砂

セメント+砂+スラリー層

表面

滑らか、塗装仕上げ

ザラザラ、スラリー層+塗装

再塗装

比較的容易

かなり注意が必要(密着しにくい)

耐用年数

本体は30年程度

本体は3040年程度

メンテ費用

安め

再塗装は高めになりがち

デザイン

和風もあり

洋風が主

 

 

セメント瓦とモニエル瓦の見分け方

〇表面の質感・塗装の仕上げをチェック

見るポイント

セメント瓦

モニエル瓦

表面の質感

なめらか・ツルッとしている

ザラザラしている(砂粒のような感触)

ツヤ感

比較的均一

少しマット、ざらつきでムラあり

塗装の厚さ

薄く均一に塗装されている

厚めの塗膜(スラリー層)があるように見える

チョーキング(粉吹き)

白っぽい粉が出やすい

スラリー層の劣化が粉っぽくなることも

※スラリー層とは?
モニエル瓦独特の、着色セメントを厚く塗りつけた層のこと。この層が塗装の密着を悪くさせる原因になります。

 

〇裏面の刻印を確認する

モニエル瓦にはこんな刻印があることが多い:

・「MONIER

・「モニエル」

・「S瓦」など商品名

セメント瓦には基本的に刻印がないか、製造会社の刻印(地域の建材業者など)

裏面の写真を撮って確認するのが確実な方法です。

 

〇丸瓦の形状(デザイン)

・セメント瓦:和風(J型)・洋風(F型)・平板(フラット)など様々な形がある

・モニエル瓦:ほとんどが洋風(S形やスパニッシュ風)

もし瓦が「完全に和風っぽい」場合は、セメント瓦の可能性が高いです。

 

〇経年劣化の状態を観察

・モニエル瓦の場合、スラリー層が劣化して「表面がポロポロと剥がれてくる」ことがあります。

・セメント瓦は、塗膜が薄くなって色褪せてくるだけのことが多いです。

 

〇確実に判別したいときの手順

1.瓦の表面をよく見る(ザラザラ感 or ツルツル感)

2.瓦の裏側に刻印があるか確認

  • 水をかけて吸水性を見る

⋄モニエル瓦は吸水しにくいが、表面に水が玉になりやすい

4.施工業者や建築時の図面・資料を確認する

 

〇どうして判別が大事なの?

塗装・補修の際に必要な「下地処理の方法」が大きく変わります:

セメント瓦は通常の屋根塗装工事の仕様で施工する事が可能ですがモニエル瓦は、スラリー層をしっかり高圧洗浄やケレンで除去しないと、塗装が早期に剥がれるリスクがあります。またモニエル瓦専用の下塗り材もありますのでそういった下塗り材での施工も塗膜剥離のリスク回避に繋がります。弊社では「モニエルパワープライマー」と言う専用の下塗り材を使用しています。スラリー層(着色層)への浸透力に優れている為、塗膜剥離などの表面劣化を防ぐ専用塗料になります。

 

メンテナンス方法の違い

〇セメント瓦のメンテナンス

・洗浄方法:高圧洗浄で問題なし

・塗装の下地処理:通常の下塗り材(シーラーなど)で対応可能

・塗料の選定:水性・油性ともに適応しやすい

〇ポイント:

・表面に特殊なコーティングがないため、一般的な塗装メンテナンスで問題なし。

1015年ごとの塗装メンテナンスで寿命を延ばせる。

 

〇モニエル瓦のメンテナンス

・洗浄方法:スラリー層を完全に落とす必要あり(高圧洗浄+ブラシなど)

・塗装の下地処理:専用のスラリー強化プライマー(エポキシ系など)必須

・塗料の選定:スラリー層に適応する塗料が必要(水性アクリル・弾性塗料は不適)

注意点:

・スラリー層を落とさず塗装すると、塗膜が剥離しやすくなる。

・下地処理が不完全だと、施工後12年で塗膜が浮いたり割れたりする。

・専門業者による正しい処理が必須。

 

モニエル瓦塗装で失敗しないためのアドバイス

・モニエル瓦かどうかを事前に確認(見た目・製造刻印・表面の粉の付き具合)

・スラリー層の有無と厚さを確認

・スラリー強化プライマーを使用する施工経験がある業者に依頼する

・見積書に「スラリー層除去」や「モニエル専用プライマー」の明記があるかを確認

モニエル施工不良 

こちらの写真は実際にモニエル瓦にセメント瓦の施工を行ってしまった屋根です。

塗装を行ってまだ日が浅いにもかかわらず塗膜が剥がれ、剥き出し状態になってしまっています。

こうなってしまう事を防ぐためにきちんと見極めが必要です!

 

メンテナンス費用の相場感

項目

セメント瓦

モニエル瓦

足場+洗浄+塗装(㎡単価)

4,0006,000

5,0007,000円(高圧洗浄に手間がかかる)

寿命

4050年(メンテ次第)

3040年(塗膜メンテ次第)

 

まとめ

セメント瓦とモニエル瓦は見た目は非常に似ていますが、質やメンテナンス方法は異なるものです。間違ったメンテナンスをしてしまうと塗膜の剥離や屋根にも影響を及ぼしてしまう可能性もあります。特に、業者自体もセメント瓦と間違えて塗装してしまい不具合が起きるケースも多い屋根材になります。しっかりとした業者選びや屋根塗装、屋根専門店に依頼する必要性があります。ご不安に感じたら何社か話を聞いてみて検討してみるのも良いかと思います。

 

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