板金って外壁塗装、屋根塗装必要？  

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お世話になります。株式会社絆の﨑です。屋根材や外壁材に板金があります。板金も形状や種類があります。基本的には水を通す素材ではないですが経年劣化で白錆から赤錆、腐食すると穴が空くケースもあります。外壁材、屋根材共に張替や葺き替えを行う事も可能ですが定期的に錆止めの下塗り材を入れて塗装を行う事で錆を抑え建材の寿命を抑える事が可能です。葺き替えや張替は費用がかかるので定期的な塗装のメンテナンスをオススメします。また、ステンレス等の錆びないが塗装出来ない（密着せず剥がれてくる）ものもありますので板金外壁材、板金屋根材についてしっかり解説していきます。

 

主な板金屋根材

 

ガルバニウム板金

 

アルミ、亜鉛、シリコンを主成分とする合金で、耐久性が高く、錆びにくいのが特徴です。新築はもちろん軽量で錆にくく耐久性も高く瓦の葺き替えや現状の屋根材にカバーするカバー工法にも用いられます。近年の板金はガルバリウムが主流で錆にくく20年〜25年の穴空き保証の材料もあります。

 

主なガルバリウム板金の屋根材

 

ニチハ株式会社

特徴：

・外壁材・屋根材の大手メーカー。

・ガルバリウム鋼板の表面処理や多彩なデザイン性に強み。

主な製品：

・「横暖ルーフ」シリーズ：断熱材付きの軽量屋根材で、断熱・遮音性に優れる。

特長：

・表面にフッ素・遮熱塗装を施し、耐候性を大幅にアップ。

 

保証概要（シリーズ別）

横暖ルーフ S／S 1820／αS／αS 窯変（スタンダード～遮熱モデル）

・赤錆（錆び）：20年間保証

・穴あき（腐食による貫通）：25年間保証

・塗膜（ヒビ・割れ・剥がれ）：15年間保証

 

横暖ルーフ プレミアムS／αプレミアムS（最上位モデル・フッ素塗装・SGL鋼板使用）

・赤錆：20年間保証

・穴あき：25年間保証

・塗膜ヒビ・割れ・剥がれ：20年間保証

・塗膜の変色・褪色（チョーキング）：20年間保証

 

 

アイジー工業株式会社

 

特徴：

・ガルバリウム鋼板を用いた断熱パネルの国内最大手。

・工場一体成型による一貫生産で品質が安定。

主な製品：

・「スーパーガルテクト」：断熱材一体型の屋根材。軽量で施工も容易。

保証概要

ベーシック仕様（スーパーガルテクト、スーパーガルテクトC）

・・塗膜（ヒビ・割れ・剥がれ・膨れ）：15年間保証

・赤さび：20年間保証

・穴あき（貫通）：25年間保証

フッ素仕様（スーパーガルテクト フッ素）

・塗膜の変褪色・白亜化・ヒビ・割れ・剥がれ・膨れ：20年間保証

・赤さび：20年間保証

・穴あき：25年間保証

※塗膜の変色・褪色まで保証対象となるのは、フッ素仕様のみです。

 

・「アイジールーフ」：遮熱鋼板と断熱材の複合パネル。

 

 

ケイミュー株式会社（旧クボタ松下電工外装）

 

特徴：

・パナソニックとクボタの合弁会社で、外装材全般に強み。

・軽量屋根材やセメント系屋根材の開発で知られる。

主な製品：

・「ROOGA（ルーガ）」：樹脂混入セメント系だが、ガルバリウムのラインも展開。

保証内容と期間

 

製品保証（構造・品質）

・本体不具合（雨漏り・割れ等）が発生した場合、10年間保証あり

・保証対象は、新築住宅における施工品のみで、施工業者（ROOGAショップ）による正規施工が条件

・リフォーム・重ね葺き工法では、たとえ新品でも、メーカー保証は適用外

 

色・外観保証

・ケイミュー独自の塗装「グラッサコート」により、色あせ（色褪せ）についても10年間

・耐候性は30年以上とされるが、保証期間は10年で中長期の色維持をカバー

 

 

・「スマートメタル」：金属屋根でガルバリウム鋼板を使用。

主な保証項目と期間：

・穴あき（腐食による貫通）：25年間保証

・赤さび：20年間保証（発生面積が全施工面積の5％以下の場合）

・塗膜不具合（ヒビ・割れ・剥がれ・膨れ）：15年間保証（変褪色は含まず）

 

特長：

・意匠性重視の設計。耐風・耐震性にも配慮。

 

錆に強いガルバリウム板金なのですが錆びないわけではないので屋根塗装工事は必要になります。築15年前後で考えられるといいでしょう。

また板金屋根は熱を吸収しやすく熱でも経年劣化しやすい為遮熱塗料での塗装をお勧めしています。

 

 

トタン板金

 

亜鉛メッキを施した鋼板で、比較的安価で加工しやすいのが特徴です。

20年〜30年の一昔前の板金屋根に多く錆びや腐食しやすく定期的な屋根塗装のメンテナンスが必要です。ガルバリウム板金と同様で熱を持ちやすいので遮熱塗装での塗装をお勧めします。錆びや腐食が著しい場合は撤去して屋根を葺き替える必要があります。高松市のお客様の中でも塗装のお見積もり依頼で現場調査に行った所錆びからの腐食が進行して穴が空いていたので撤去して屋根の葺き替え工事を行ったお客様もいらっしゃいました。

 

ステンレス板金

 

ステンレス板金屋根は、錆びにくく耐久性が高いことが特徴です。特に、耐用年数が長く、メンテナンスの手間も少ないため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。また、軽量で耐震性にも優れているため、地震の多い地域でも安心して使用できます。

また、ステンレス板金屋根への塗装は、一般的には推奨されません。ステンレスは錆びにくい素材ですが、塗装しても剥がれやすく、美観を損ねる可能性があるためです。

 

銅板屋根

 

銅板屋根とは、屋根材として銅板を使用した屋根のことです。古くから寺社仏閣や伝統的な和風建築に用いられてきた、歴史と風格のある屋根材です。耐久性、耐震性、美観に優れ、経年変化によって独特の風合いを醸し出すのが特徴です。

また、銅板屋根は、通常塗装の必要はありません。銅は自然に緑青（ろくしょう）と呼ばれる被膜を形成し、これが腐食を防止する保護層として機能します。緑青は自然な経年変化であり、美しい風合いを生み出すため、塗装をせずにその自然な変化を楽しむことも可能です。

 

 

 

主な外壁板金

 

新築、リフォームにも用いられ張替や上貼りも可能です。高松市のお客様で経年劣化したモルタル外壁の上から金属サイディングのご提案を行い施工させてもらった物件もございます。デザインを変えたい。しっかりリフォームして耐久性のある外壁にしたいというご要望で高松店の方にもたまにお問い合わせがあります。断熱材も入っているものが主流で、断熱材で熱を通しやすい板金のデメリットを補っている商品もたくさんあります。

 

 

金属サイディング

 

アルミサイディング

 

アルミサイディングは、アルミニウム製の外壁材で、断熱材を内側に巻き込み、表面にアルミメッキが施されています。金属サイディングの一種で、窯業系サイディングやガルバリウム鋼板と比較して軽量で、建物への負担が少ないため耐震性に優れているのが特徴です。また、水分を弾く性質があり、寒冷地での凍害にも強いとされています。

 

メリット

軽量で耐震性に優れる:アルミニウムは金属の中でも軽量なため、建物への負担を軽減し、耐震性を高めます。

防水性・耐候性に優れる:水分を弾き、雨風や紫外線による劣化を防ぎます。

断熱性が高い:断熱材一体型の商品が多く、外気温の変化から室内を守ります。

防音性:外部からの騒音を軽減する効果があります。

耐久性・耐用年数が長い:適切なメンテナンスを行うことで、30年以上の長期間使用できます。

錆びにくい:アルミは表面が酸化して自然に保護膜を形成するため、錆びにくい性質があります。

 

デメリット

価格が高い:

他のサイディング材に比べて単価が高い傾向があります。

デザインバリエーションが少ない:

窯業系サイディングに比べるとデザインの選択肢が限られる場合があります。

傷がつきやすい:

金属素材のため、衝撃などで傷がつきやすい場合があります。

 

 

ガルバリウムサイディング

 

ガルバリウムサイディングとは、鉄板にアルミニウム、亜鉛、シリコンをメッキした金属素材です。アルミニウムの耐久性と、亜鉛の犠牲防食作用を併せ持つため、従来の亜鉛メッキ鋼板よりも錆びにくいのが特徴です。

特徴:

耐久性:優れた耐久性で、長期間使用できます。

耐食性:錆びにくい性質を持ち、海岸近くなど過酷な環境下でも比較的長持ちします。

軽量性:軽量なため、建物への負担を軽減し、耐震性に優れています。

デザイン性:シンプルでモダンな外観が特徴で、様々なデザインのものが販売されています。

メンテナンス:定期的なメンテナンスは必要ですが、他の外壁材に比べて比較的少ない回数で済みます。

 

金属サイディングメーカーと商品ラインナップ

 

 

アイジー工業株式会社（IG工業）

特徴：

金属サイディング業界最大手。断熱材一体型の外壁材「アイジーサイディング」が有名で、品質・耐久性・施工性に優れています。

主な製品：

・ガルスパンシリーズ（スタイリッシュな縦張りデザイン）

・ビレクトシリーズ（モダンな石積み調や木目調など）

・NFブレンダスタ（非住宅建築向け・意匠性と断熱性能を両立）

特徴的性能：

・高耐候フッ素鋼板

・断熱材一体型（高い断熱性）

・防水性・防火性に優れる

 

ニチハ株式会社

 

特徴：

窯業系サイディングで有名な大手建材メーカーですが、金属サイディング「センターサイディング」シリーズも展開。

主な製品：

・センターサイディングシリーズ

木目柄・石柄・塗り壁風など意匠性が豊富

特にリフォーム用途で人気

特徴的性能：

・軽量でリフォームに適している

・遮熱性塗装技術「プラチナコート」あり

・バリエーションが多く、外観デザインの自由度が高い

 

YKK AP株式会社

 

特徴：

主に住宅用サッシや玄関ドアなどで知られるYKKグループの建材メーカー。金属系外壁材「アルカベール」シリーズを展開。

主な製品：

・アルカベールシリーズ

アルミ製サイディング

高耐久で軽量、錆びにくい

特徴的性能：

・アルミ基材による高耐食性

・色褪せ・白錆・赤錆に強い

・軽量で地震対策にも◎

 

 

 

金属サイディングのメンテナンス

 

サッシ周りのコーキング

サッシ周りのコーキングとは、窓枠（サッシ）と外壁の隙間を埋めるために使用されるゴム状の材料（シーリング材）を充填する工事のことです。雨漏りを防ぎ、建物の防水性を高める役割があります。

 

付帯部の塗装

 

耐久性の高い金属サイディングですが付帯部分は経年劣化していきます。軒天•鼻隠し•雨樋等の付帯部分は塗装工事のメンテナンスが必要になります。

 

金属サイディング　メリット

 

耐久性:ガルバリウム鋼板などの素材は、耐候性や防食性に優れ、長期間使用できます。

断熱性:断熱材一体型の金属サイディングは、高い断熱効果を発揮し、冷暖房費の削減に貢献します。

耐震性:軽量なため、建物への負担が少なく、地震に強いです。

メンテナンス性:比較的メンテナンスの手間が少なく、長持ちします。

デザイン性:近年、デザイン性の高い製品も増えています。

防音性:遮音効果があり、外部からの騒音を軽減します。

不燃性:火災に強く、延焼を防ぎます。

 

金属サイディング　デメリット

 

錆びやすさ:

金属素材であるため、環境によっては錆びることがあります。特に塩害の影響を受けやすい地域では注意が必要です。

傷つきやすさ:

表面が傷つきやすく、衝撃に弱いです。

デザインの制約:

窯業系サイディングに比べると、デザインのバリエーションが少ない場合があります。

施工費用:

窯業系サイディングよりも高価になる場合があります。

熱を吸収しやすい:

特に黒い金属サイディングは、夏場に高温になりやすいです。

 

プリントトタン

 

焦げ茶のプリントトタン板金が主流でグレーや紺などのレパートリーもあります。主に和風のお家に使われています。30年以上前のお家ではトタン板金は主流で上部モルタルの下部トタン板金の建物もよく香川県でも見かけます。

 

プリントトタンのメンテナンス

錆び

白錆から赤錆になり腐食します。

プリントトタン板金は錆びやすいので錆止めの下塗りを施し弱溶剤系の塗料で塗装を行うのがお勧めです。また釘の部分から錆びが進行して胴部（下地）を劣化させる場合もあります。

 

 

釘浮き

年数が経つと釘が浮いてきます。高松店では塗装の際は釘を戻し打ちして塗装を行なっていますが気になった箇所があれば自分でやってみても良いかもしれません。高所の作業は注意しましょう。

 

プリントトタンの張替え

プリントトタン板金の場合メンテナンスが別れます。香川県高松市で建物診断を行っていると錆止めを塗布して外壁塗装を行い定期的なメンテナンスを行う方もいらっしゃれば放置して経年劣化が著しくなった時に張替えを行う方もいらっしゃいます。

張替えの場合は既存のトタン板金や下地の胴縁（木材の下地）を撤去して新たに木材で胴縁下地を作り新しいプリントトタンの板金を張替える形になります。費用を抑えたいというご要望があれば部分的に張り替えて塗装する事も可能です。どちらも対応可能ですので高松市でトタン板金のリフォームをお考えの際は株式会社絆にご相談ください。

 

 

ガルバリウム板金

 

金属サイディングの部分でも説明しましたが錆びにくいガルバリウム鋼板とは、アルミ55％、シリコン1.6％、亜鉛43.4％で構成された合金でメッキされた金属素材です。

薄い金属建材がゆえに、断熱性に欠けるというデメリットがあるガルバリウム鋼板。 ただし、現在では断熱材を張り付けた「断熱材一体型」と呼ばれる製品も多く扱われています。 これにより、金属建材のデメリットである断熱性や遮音性の補強が可能になっている建材です。

金属サイディング以外にも豊富なデザインがあります。単色のシンプルなものや豊富なデザインがあるのも特徴の一つです。リフォームの場合は、新築はもちろんですが経年劣化が著しいモルタルの上からの上貼り（カバー工法）やサイディングボードからの張替時に使用される事が多い建材です。外壁塗装の必要性はありますがまだまだ新しい建材の為、高松市の案件では、塗装工事を提案する事よりは、外壁の経年劣化が著しい場合に外壁リフォームご検討するお客様にご提案する事の方が多い建材です。また外壁の張替えやカバー工法を検討する際同じ板金壁でもガルバリウム鋼板を使用するのか？金属サイディングにするのか？仕様や商品によっても金額が全然違うので数種類の建材でお見積もりをして機能性、耐久性、予算、デザイン性の面で比較して検討する事が大切です。また張替えやカバー工法は費用がかかるのでそうならないように一定期間で外壁塗装のメンテナンスを行う事をおすすめしております。

 

 

まとめ

 

金属系の外壁材、屋根材について解説させてもらいました。金属系のデメリットは断熱性や防音性になりますが近年断熱材が入ったものや錆びにくいものも多く出ています。また張替え、カバー工法、外壁塗装、屋根塗装と選択肢も多い為、メンテナンス時期や用途に合わせたリフォームをご検討する必要があります。費用、デザイン、耐久性を比較して検討される事をお勧めします。経年劣化は白錆、赤錆と言った錆びからの腐食になりますので定期的な錆止めを含む外壁塗装、屋根塗装を行う事で板金の寿命を伸ばす事が可能です。香川県で板金屋根、板金外壁の建材のリフォームをお考えの際は、株式会社絆高松店にぜひご相談ください。ありがとうございました。

 

 

 

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