遮熱塗料と断熱塗料についてご説明していきます!
2025.04.12
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皆さんこんにちは!外壁屋根塗装に使用される塗料には遮熱塗料と断熱塗料があります。
どのような特性があるのか、またこの二種類の塗料にはどのような違いがあるのか気になる方も多いと思います。そこで今回は遮熱塗料とはどのようなものなのか、断熱塗料との違いについて詳しくご説明します。
目次
□遮熱塗料について
遮熱塗料とは建物の屋根や外壁に塗ることで、太陽光を反射し表面温度の上昇を抑える効果を持つ特殊な塗料です。省エネルギー効果や室内環境の改善が期待できるため、特に夏の暑さ対策として注目されています。
・遮熱塗料(Heat Reflective Paint)
遮熱塗料は、太陽光の熱を反射することを目的とした塗料です。特に外壁や屋根に使用され、外からの熱を建物内に入れさせないようにします。
主な特徴:
・反射作用: 遮熱塗料は、主に太陽光に含まれる赤外線(熱エネルギー)を反射する特性があります。これにより、太陽からの熱を受けた屋根や外壁が熱を吸収しにくくなります。
・主に夏に効果的: 外壁や屋根に熱を反射させることで、特に夏季に建物内が暑くなるのを防ぎます。屋内の冷房効率を高め、冷房費用の削減に繋がります。
・反射率の高さ: 遮熱塗料は、白色や明るい色が多く、色が明るいほど反射率が高くなります。これにより、熱を反射して室内温度を上昇させにくくします。
・外部温度の管理: 反射することで、屋内の温度上昇を防ぐだけでなく、外壁や屋根の温度も下げることができます。
効果的な場所は、屋根や外壁に使用することが一般的です。特に直射日光を受けやすい屋根や外壁に適しています。
適用時期は、暑い地域や夏季の暑さを和らげたい場合に特に効果的です。高温地域では遮熱効果が顕著に現れます。
1.遮熱塗料の仕組み
遮熱塗料は太陽光の中の「近赤外線」部分を効率的に反射することで、建物の正面温度を低下させます。これにより、熱の建物内部への侵入を抑制し、室温の上昇を防ぎます。
ポイント
・太陽光の反射:太陽光の50%を占める近赤外線を反射。
・熱の抑制:塗膜が熱を吸収しにくい性質を持つ。
2.遮熱塗料の効果
①屋根・外壁の温度低下
・塗装前後で屋根表面温度が10℃~20℃程度下がる場合もあります。
・外壁に使用した場合も熱の伝導を抑えることで、建物全体の熱負荷を軽減します。
②室内温度の抑制
・室内温度が平均で2℃~5℃程度低下することが期待できます。
・夏場の冷房負荷を軽減し、冷房費を削減できます。
➂屋根材や外壁材の保護
・高温による屋根材や劣化を抑え、耐久性が向上します。
④環境への貢献
・冷房の使用を減らすことで、CO2排出量の削減に貢献します。
3.遮熱塗料の種類
遮熱塗料には、様々な種類があります。
①アクリル系遮熱塗料
・特徴:価格が安価で扱いやすい
・耐久性:比較的短い(5~8年)
・おすすめメーカー:
日本特殊塗料「パラサーモ」(手軽な施工性)
ロックペイント「サンフロンUV」(コストパフォーマンス◎)
②シリコン系遮熱塗料
・特徴:耐久性と費用対効果が高い。
・耐久性:8~12年程度
・おすすめメーカー:
日本ペイント「サーモアイSi」(幅広いカラーバリエーション)
エスケー化研「クールタイトSi」(防汚性にも優れる)
③フッ素系遮熱塗料
・特徴:高い耐候性を持ち、長寿命。
・耐久性:15~20年程度。
・価格:高価。
・おすすめメーカー:
日本ペイント「サーモアイ4F」(耐久性抜群)
関西ペイント「アレスクール4F」(光沢保持性◎)
④無機遮熱塗料
・特徴:無機成分を含み、最高の耐久性を実現。
・耐久性:20年以上
・価格:非常に高価。
・おすすめメーカー:
エスケー化研「クールタイトF」(長寿命でランニングコストを抑えられる)
日本ペイント「ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー」(透明タイプもあり)
4.遮熱塗料の適応場所
①屋根
・屋根は太陽光を最も受けるため、遮熱塗料の効果が最大限発揮されます。
・特に金属屋根やスレート屋根に使用されることが多いです。
②外壁
・外壁にも使用可能ですが、屋根ほど効果は得られない場合があります。
・外壁では防汚性を兼ね備えた製品を選ぶと良いです。
5.遮熱塗料のメリット・デメリット
メリット
・温度低下:建物の表面温度や室内温度を低下させる。
・省エネ:夏場の冷房費を削減できる。
・環境負荷軽減:エネルギー消費の削減により、CO2排出量を減らせる。
・建材保護:高温による建材の劣化を防止。
デメリット
・価格:一般塗料に比べて高価。
・効果の限界:室内の断熱対策も併用しないと、効果が得られない場合がある。
・施工品質:遮熱効果を最大限に発揮するには、適切な施工が必要。
6.遮熱塗料を使用する際の注意点
①下処理の重要性
・汚れや錆が残ったままだと、塗膜が十分に機能しません。
・高圧洗浄や錆び取りをしっかり行いましょう。
②適切な色選び
・遮熱塗料の効果は、色によって変わります。
・明るい色(白や淡い色)の方が熱反射率が高い傾向があります。
③信頼できる施工業者の選定
・遮熱塗料は正しい方法で施工しないと効果が半減します。
・遮熱塗料に詳しい経験豊富な業者を選びましょう。
7.遮熱塗料が適している建物
・住宅:夏場の冷房費を抑えたい家庭に最適。
・商業施設:大規模な建物の空調コストを削減。
・工場・倉庫:温度管理が必要な建物や作業環境の改善を目指す施設。
□断熱塗料について
断熱塗料は、塗布することで熱の伝達を抑える効果を持つ特殊な塗料です。建物の屋根や外壁に塗ることで、太陽光の熱を遮断し、夏は室温上昇を抑え、冬は内部の暖かさを逃がさないようにする効果があります。結果的に冷暖房の効率が上がり、エネルギーコストの削減にもつながります。
断熱塗料(Thermal Insulating Paint)
断熱塗料は、熱の伝達を抑制することを目的とした塗料です。外部からの熱だけでなく、屋内の熱が外に逃げるのを防ぐ役割も果たします。
主な特徴:
・熱伝導を抑える: 断熱塗料は、熱を伝えにくくする成分を含んでおり、外部からの熱が室内に伝わるのを防ぐだけでなく、屋内の熱が外に逃げるのも防ぎます。これにより、室内温度を一定に保つことができます。
・主に冬に効果的: 冬季の暖房効率を高めるため、室内の暖かさを保つ効果が強いです。また、冷房の効率を高めるためにも使えますが、特に寒冷地での暖房対策に優れた効果を発揮します。
・塗膜の厚さが影響: 断熱塗料は通常、塗膜を厚く塗布することにより、その効果を最大化します。塗料の層が厚いほど、熱を伝えにくくなります。
・保温効果: 断熱塗料は熱の伝導を遮断するため、寒い季節に室内の温度を安定させ、暖房の効果を高めます。また、結露やカビの防止にも寄与することがあります。
効果的な場所は、屋根や外壁のほか、天井や床などにも使用できます。特に、断熱性を高めたい場所に塗布することで効果が得られます。
適用時期は、寒冷地域や冬季の暖房効率を高めるために使用されることが多いです。ただし、年中通して温度管理を行いたい場合にも有効です。
1.断熱塗料の仕組み
断熱塗料は、熱を反射する成分や熱伝導率の低い素材(セラミックや中空ビーズなど)を含んでいます。これにより、外部からの熱が内部に伝わるのを防ぎ、また内部の熱を外に逃がしにくくします。
ポイント
・熱の伝達を抑える(熱の出入りを防ぐ)
➀断熱効果(熱の出入りを防ぐ)
断熱塗料は、熱の伝導を抑えることで、建物内の温度を快適に保つ効果があります。
・夏:外からの強い日差しや熱を防ぎ、室内の温度上昇を抑える。
・冬:室内の暖かい空気を逃がさず、外の冷たい空気の影響を減らす。
結果として、冷暖房の効率が上がり、エネルギーコストの削減につながります。
➁省エネ効果(光熱費削減)
断熱塗料を使うことで、エアコンや暖房機器の使用頻度を抑えられます。
・冷房費:夏場のエアコン使用を減らし、電気代を節約。
・暖房費:冬場の暖房効率が向上し、ガス代や電気代の節約。
年間を通して、光熱費の削減が期待できます。
➂結露防止効果
断熱塗料は、室内外の温度差による結露を軽減する効果もあります。
・冬場の窓や壁の結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑制。
・建物の劣化を防ぎ、長期的なメンテナンスコストも減少。
④遮熱効果(太陽熱の反射)
断熱塗料の多くは遮熱効果も兼ね備えており、太陽光の赤外線を反射することで温度上昇を防ぎます。
・屋根や外壁に塗ることで、表面温度を下げ、室内の温度上昇を抑える。
・夏場の熱ごもりを防ぎ、より快適な空間を維持。
⑤防音効果(音を吸収・遮断)
セラミックや中空ビーズを含む断熱塗料は、音の伝達も抑える効果があります。
・雨音や外部の騒音を軽減。
・工場や倉庫、住宅地でも静かな環境を実現。
⑥建物の耐久性向上
断熱塗料は、建物を熱や湿気から守るため、構造体の劣化を防ぎます。
・塗料の防水性により、ひび割れや腐食を防止。
・紫外線による建物の劣化を抑え、長寿命化を促進。
□断熱塗料の種類
・水性断熱塗料:環境に優しく、臭いも少ない
・油性断熱塗料:耐久性が高く、屋外向け
・セラミック系塗料:断熱性・耐候性・耐久性に優れる
おすすめメーカー:
日進産業「ガイナ」(断熱性能・遮熱性能ともに高い)
アステックペイント「リファインシリーズ」(防水性も兼ね備える)
日本特殊塗料「断熱コートEX」(耐久性と防水性に優れる)
□断熱塗料のメリット・デメリットについて
断熱塗料のメリット
・省エネ効果:冷暖房費を抑えられる
・快適な室温維持:夏は涼しく、冬は暖かい空間を実現
・結露防止:室内外の温度差を和らげることで結露を抑える
・防音効果:一部の断熱塗料は音を吸収する効果もある
断熱塗料のデメリット
・コストが高め:一般的な塗料に比べて材料費や施工費が高い
・施工技術が必要:均一に塗らないと効果が低下する
・色やデザインの選択肢が限られることがある
□断熱塗料を使用する際の注意点
➀コストが高い
断熱塗料は、一般的な塗料に比べて価格が高めです。
・材料費:断熱性能を持つ特殊な成分(セラミックや中空ビーズなど)が含まれるため、価格が高い。
・施工費:技術力のある業者に依頼する必要があり、施工費も割高になることがある。
対策:費用対効果をよく検討し、光熱費の削減効果や建物の耐久性向上といった長期的なメリットも考慮しましょう。
➁効果を最大限に発揮するには正しい施工が必要
断熱塗料は、適切な下地処理や均一な厚みでの塗布が重要です。
・塗りムラがあると、断熱効果が部分的に弱まる。
・下地の状態が悪いと、剥がれやひび割れの原因になる。
対策:実績のある業者に依頼し、施工手順や下地処理の確認をしっかり行いましょう。
➂即効性はない場合がある
断熱塗料は、徐々に効果を感じることが多く、すぐに劇的な変化が見られないことも。
・夏や冬の厳しい気温差を緩和する効果はありますが、エアコンの効きを一気に変えるような即効性は期待しすぎない方が無難です。
対策:塗装後の温度変化や光熱費の変化を、長期的な視点でチェックするのが大切です。
④塗料の種類や特性の違いを理解する
「断熱塗料」と「遮熱塗料」は目的が異なります。
・断熱塗料:熱の伝達を抑え、夏も冬も効果がある。
・遮熱塗料:太陽光を反射し、夏場の温度上昇を抑えるのに特化。
対策:自分の住んでいる地域や建物の構造に合った塗料を選びましょう。
⑤塗料の耐久性とメンテナンス
断熱塗料は比較的耐久性が高いですが、劣化しないわけではありません。
・紫外線や雨風の影響を受け続けることで、10〜15年程度で再塗装が必要になる場合も。
対策:
・定期的な点検を行い、塗膜の剥がれや劣化がないかチェック。
・耐久性の高い塗料を選ぶことで、メンテナンスコストを抑える。
⑥色やデザインの選択肢が限られることも
断熱塗料は機能性重視の製品が多く、カラーバリエーションが少ないことがあります。
・特に濃い色は熱を吸収しやすく、断熱効果が下がることも。
対策:
・白や明るめの色を選ぶことで、断熱効果を最大限発揮。
・デザイン性を求める場合は、メーカーや製品ごとのカラーバリエーションをしっかり確認。
⑦重量が増すことがある
断熱塗料は、厚塗りが必要な製品もあり、建物の重量負担がわずかに増えることがあります。
・特に屋根に使用する場合は、構造への影響も考慮する必要がある。
対策:
・軽量タイプの断熱塗料を選ぶ。
・専門業者に、建物の耐荷重を確認してもらう。
□断熱塗料に適している建物
・住宅の屋根・外壁:冷暖房効率の向上
・工場や倉庫:内部の温度管理
・コンテナや仮設建築:簡易的な温度調整
□具体的な使い分け
・遮熱塗料は主に暑い地域や夏季において、外部からの熱の反射を通じて冷房効率を高め、屋内を涼しく保つために使用されます。特に太陽光を強く受ける屋根や外壁に使用することで、外壁や屋根の温度上昇を抑える効果があります。
・断熱塗料は寒冷地や冬季において、室内の暖かさを保つため、熱の伝導を抑制します。特に屋内の温度管理が重要な場合や、結露やカビの防止を考慮する場合にも適しています。断熱塗料は、冬季の暖房効率向上や、年中通して快適な温度を保つために効果的です。
□遮熱塗料と断熱塗料の違い
特徴 |
遮熱塗料 |
断熱塗料 |
目的 |
太陽からの熱(赤外線)を反射して、室内温度の上昇を防ぐ |
熱の伝達を抑え、外部の熱の侵入を防ぎ、室内の熱を保つ |
主な効果 |
外部の熱を反射して冷房効率を高め、暑さを防ぐ |
室内温度を安定させ、冷暖房効率を高め、保温効果がある |
主な使用場所 |
屋根、外壁 |
屋根、外壁、天井、床(屋内にも使用可能) |
使用する色 |
明るい色(白や明るいグレーなど)が多い |
様々な色があり、特に塗膜が厚いことで効果を発揮 |
効果的な季節・地域 |
暑い地域や夏季に特に効果的 |
冬季の暖房効果を高めるため、寒冷地や温暖地でも有効 |
主な利点 |
エネルギー費用削減、外観保護、冷房効率向上、環境負荷軽減 |
エネルギー費用削減、室内温度安定、結露防止、快適性向上 |
デメリット |
寒冷地では冬季に熱を反射して暖房効率が低下する可能性 |
効果が塗膜の厚さに依存し、屋外での耐久性に注意が必要 |
□まとめ
遮熱塗料と断熱塗料の違いについてご説明しました。
遮熱塗料と断熱塗料は、それぞれ異なる目的と特性を持っています。遮熱塗料は主に外部からの熱を反射し、暑さを防ぐ役割を果たします。一方、断熱塗料は熱の伝達を抑え、室内の温度を安定させるため、寒冷地や冬季の暖房効率向上に優れています。使用する場所や地域の気候に応じて、適切な塗料を選ぶことが重要です。
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