外壁塗装の際に下地調整と3回塗りが必要な理由について
2025.03.23
香川県高松市を中心に地域密着〝プロタイムズ高松国道11号店〟です!
こんにちは!外壁塗装を行う際に下地調整や、3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)という言葉をよく聞くと思います。そこで今回は下地調整の内容と3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)について詳しくご説明していきます。
目次
□下地調整とは
外壁塗装を行う際、下地調整は非常に重要な工程です。仕上がりに影響されるだけでなく、耐久性にも大きな影響を与えます。下地調整が不十分な場合、塗料の密着が悪くなり、塗装の剥がれや劣化が早まる可能性があります。
□下地調整の目的
・塗料の密着性を高める
下地を滑らかにし、汚れや劣化部分を取り除くことで、塗料がしっかりと密着します。
・塗装面の均一化
凹凸や傷を修復して、塗装後の仕上がりを美しくします。
・劣化や損傷の予防
外壁にあるヒビや欠けを補修することで、外壁自体の劣化を防ぎ、塗装の耐久性を向上させる。
□下地調整の手順
➀高圧洗浄
・外壁に付着している汚れ、ほこり、カビ、コケ、旧塗膜などを高圧洗浄で除去します。
・特にカビやコケは根まで除去しないと再発の原因となるため、専用の洗浄剤を使用することもあります。
②素地調査と点検
・外壁にヒビ(クラック)、剥がれ、錆、浮きなどがないかを確認します。
・必要に応じて、補修箇所を特定します。
➂補修作業
・クラック補修
幅0.3㎜以下のヘアクラックはシーリング材で埋めることが一般的ですが、幅が広い場合はエポキシ樹脂注入やUカット工法を行います。
・剥がれや浮きの補修
剥がれた部分を削り落とし、モルタルやパテで平滑にします。
・錆の除去
鉄部が錆びている場合は、ワイヤーブラシやサンダーで錆を落とし、錆止め塗料を塗布します。
・欠けや穴の補修
モルタルやフィラー(下地材)を使って埋め、表面を滑らかに仕上げます。
④ケレン塗装
・主に金属部(手すり、雨樋など)の表面に錆や旧塗膜がある場合に行います。
・サンドペーパーやワイヤーブラシで古い塗膜や錆を除去し、下地を整えます。
⑤プライマー塗布
・下地材や補修部分に適切なプライマー(下塗り材)を塗布します。プライマーは、塗料の密着性を高める役割を果たします。
□使用する道具や材料
・高圧洗浄機:汚れを徹底的に除去するため。
・シーリング材:クラックや隙間を埋めるため。
・エポキシ樹脂:大きなヒビや構造的な補修に使用。
・パテやモルタル:表面の凹凸や欠けを補修。
・ワイヤーブラシやサンドペーパー:錆や古い塗膜を除去。
・プライマー:塗料の密着性を向上させるため。
□注意点
・天候条件を確認
下地調整や塗装作業は雨や湿気が高い日を避けて行う必要があります。
・補修材と塗料の相性
使用する補修材と塗料が適合しているか確認することが重要です。
・下地の乾燥
高圧洗浄後や補修作業後は、完全に乾燥させてから次の工程に進むことが重要です。
・安全管理
高所での作業や、粉塵や化学物質の飛散に注意し、適切な保護具を使用します。
□外壁塗装に3回塗りが必要な理由について
外壁塗装において「3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)」が必要とされます。その理由としては、塗膜の機能性や、耐久性、美観を高めるためがあります。今回は下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれの役割や工程を省略した場合起こりうる場合についてご説明していきます。
□下塗り(プライマーやシーラー)
役割
・接着性の向上
下塗り剤は、外壁素材とその上に塗る塗料を密着させる役割があります。これにより、塗料が剥がれにくくなります。
・吸収防止
外壁素材が塗料を吸い込みすぎるのを防ぎ、均一な塗装面を作ります。
・下地の調整
外壁の表面にある微細な凹凸やひび割れを埋める役割も果たします。
もし下塗りを省略した場合
・塗料が外壁にしっかりと付着せず、剥がれやすくなる。
・色ムラや仕上がりの不均一が発生しやすい。
□中塗り(主剤の1回目)
役割
・塗膜の厚みを形成
中塗りは、塗膜に厚みを持たせ、耐久性を向上させます。
・色ムラを防ぐ
下塗りと上塗りだけでは塗膜が薄くなり、色ムラや透けが発生する可能性があります。
中塗りにより、均一な色合いを作ります。
・クッション効果(弾性塗料の場合)
中塗りが柔軟性を持つことで、外壁の伸縮や小さな動きによるひび割れを防ぎます。
もし中塗りを省略した場合
・塗膜が薄くなり、耐久性や防水性が低下。
・上塗りの仕上がりが不十分になる。
□上塗り(仕上げ塗り)
役割
・美観の向上
色やツヤを整え、最終的な仕上がりを美しくします。
・耐候性の強化
紫外線や雨風による劣化から外壁を守るため、耐候性や撥水性を高めます。
・中塗りを保護
中塗りを紫外線や外部からの影響から守り、長期間の保護効果を発揮します。
もし上塗りを省略した場合
・塗膜の表面がむき出しになり、耐久性が大幅に低下。
・外観が粗くなり、美しい仕上がりにならない。
□3回塗りが必要な理由のまとめ
1.耐久性を高める
・各層がそれぞれの役割を果たすことで、塗膜全体が強固になり、長持ちする外壁を実現します。
2.美観を向上させる
・色ムラや凹凸を防ぎ、均一で美しい仕上がりを得るためには、3回塗りが必要です。
3.コストパフォーマンスが良い
・一度きちんと3回塗りを施工することで、塗り替え頻度を減らし、長期的なメンテナンス費用を抑えられます。
注意点
・使用する塗料や外壁の素材によっては、3回以上の塗装が必要になる場合もあります。
・塗料ごとに乾燥時間が異なるため、適切な乾燥時間を守ることが重要です。
・施工業者によっては手間を省いて2回塗りにする場合があるため、信頼できる業者をきちんと選ぶことが大切です。
ここで、下塗り(シーラー、プライマー)について詳しくご説明していきますね!
□塗装に使われるシーラーとその役割について
シーラーは塗装において下塗り(プライマー)の一種で、塗料が下地にしっかり密着するようにするための重要な役割を果たします。今回はシーラーの特性や役割、使用する際のポイントを詳しくご説明します。
□シーラーとは?
シーラーは、主に下地と上塗り塗料の密着性を向上させるために使用される下塗り材です。英語の「Seal(封じる)」に由来し、下地の表面を「封じる」役割があります。特に劣化した下地や吸収性の高い下地に使用されます。
□シーラーの主な役割
・下地と塗料の密着性を向上
シーラーは、下地と上塗り塗料をしっかり結びつける接着剤のような役割を果たします。これにより、塗膜の剥がれを防ぎます。
・吸い込み防止
吸収性の高い下地(コンクリート、モルタル、木材など)は、上塗り塗料を吸収してしまい、ムラや仕上がりの不均一さを引き起こすことがあります。シーラーを塗布することで、下地の吸い込みを抑えます。
・下地の補強
劣化した下地は粉状(チョーキング現象)になっていることがあります。シーラーは、このような粉状の表面を固め、補強します。
・防水性の向上
一部のシーラーには、防水性を高める成分が含まれており、塗装面が水の侵入に対して強くなる効果があります。
・アルカリ抑制
コンクリートやモルタルなどの下地はアルカリ性を持つため、塗料に悪影響を与えることがあります。アルカリ性を抑制する役割を持つシーラーも存在します。
□シーラーの種類
・水性シーラー
・水を溶媒としたシーラーで、環境に優しく、臭いが少ない。住宅内部やコンクリート下地などに適しています。
・油性シーラー(溶剤系シーラー)
・溶剤(シンナー)を溶媒としたシーラーで、密着性が高い。耐久性や防水性が求められる外壁や金属下地に適しています。
・エポキシシーラー
・エポキシ樹脂を主成分とする高性能なシーラーで、防錆や高い密着性が必要な場合に使用されます。
・シリコンシーラー
・シリコン成分を含むシーラーで、耐候性や防水性が求められる外部塗装に適しています。
□使用時の注意点
・下地の状態を確認
・下地が劣化している場合は、事前に洗浄や補修を行い、清潔な状態にしてからシーラーを塗布する必要があります。
・適切な種類を選択
・下地の素材や用途(内部・外部、木材・コンクリートなど)に応じて、適切なシーラーを選ぶことが重要です。
・適切な塗布量
・薄すぎると効果が出ず、厚すぎると仕上がりに影響するため、メーカーが指定する塗布量を守ります。
乾燥時間を守る
シーラーは十分に乾燥させることが必要です。乾燥が不十分だと、上塗り塗料の仕上がりや耐久性が低下します。
□シーラーを使わない場合のリスク
・塗膜の剥がれやムラが発生しやすくなる。
・下地が吸収して塗料の量が増えるため、余計なコストがかかる。
・長期的な耐久性が低下する可能性が高い。
□まとめ
適切な下地調整を行うことで、塗装の品質が大幅に向上し、長期間美観と耐久性を維持できます。外壁の状態や塗装の目的に合わせて、丁寧に作業を進めることがとても大切です。また、外壁塗装において長期間美しさや性能を保つためには、3回塗りを正確に行うことが不可欠です。
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