コーキングとは?
2025.03.16
香川県高松市を中心に地域密着〝プロタイムズ高松国道11号店〟です!
こんにちは!皆さんはコーキングにはどんな用途が知っていますか?コーキングは私達の日常生活で欠かせないものになっています!今回はそんなコーキングや耐用年数、コーキングの劣化症状について詳しくご説明していきます。
コーキングとは建物や構造物における隙間や亀裂を防水や防音、気密などの目的で埋める作業のことを指します。主に建築業界やリフォームで使用され、シーリング材(コーキング剤)を使って隙間を埋める技術です。
目次
□コーキングの主な目的
- 防水:雨水や湿気の侵入を防ぐ
- 気密性の向上:窓やドアの隙間を埋め空調の効率を上げエネルギーの消費を減らす
- 防音:隙間を塞ぐことで音漏れを減らし、音響性能を改善する。
- 美観の維持:隙間が目立たなくなることで外観を整え内装の仕上がりを綺麗に保つ
- 防塵・防虫:隙間を埋め小動物や虫の侵入、埃などが内部に侵入するのを防ぐ
□コーキングの主な種類
①シリコン系
防水性に優れ、耐久性も高い。窓回りや浴室、キッチンなど湿気の多い場所に適しています。長期間の使用に耐えるため非常に一般的に使われる。
②アクリル系
比較的安価で扱いやすい。しかしシリコンほどの耐久性はない。塗装可能であることから外壁などに使われる。
➂ポリウレタン系
弾力性があり、振動を吸収するため構造物に動きがある部分に適している。車両や鉄道などの分野でも使用されることがある。
④ブチル系
高い接着力と防水性があり、外部環境に晒される部分に使用される。耐久性があり、長時間使用することができる。
- 変成シリコン系
シリコンとアクリルを合わせたような特性がある。シリコンほど高価ではなくアクリル系よりも耐久性が高いことから、外装や窓回りに使用されることが多い。
□コーキング材の種類別耐用年数
・シリコン系
耐用年数:約10~15年
特徴:シリコン系は防水性、耐震性、耐紫外線性に優れています。なので外壁や窓回りなどの外部の使用に適しています。紫外線や雨風に晒される部分でも長期的に効果を発揮します。
耐用年数が長い理由:シリコンは紫外線や温度変化に強く、硬化してもひび割れにくいため非常に耐久性が高いです。ただし、経年劣化で色が変わることがあります。
・変成シリコン系
耐用年数:10~12年
特徴:シリコン系とアクリル系を混ぜた材料で、シリコンの耐久性を持ちながらアクリル系のように塗装ができることが特徴です。外壁や窓、ドアなどに使用されます。
耐用年数が長い理由:シリコンの耐候性とアクリル系の塗装しやすさを併せ持つため、耐久性も十分にあります。
・ポリウレタン系
耐用年数:約7~10年
特徴:ポリウレタン系は弾力性があり、動きがある場所や衝撃を受ける部分に使用される。外壁ではあまり一般的に使われることはなく、道路や鉄道、車両のシーリングに使われることが多いです。
耐用年数が高い理由:弾力性が高いため、建物の揺れや動きに追随し、亀裂やひび割れが発生しにくいです。
・アクリル系
耐用年数:約5~7年
特徴:アクリル系コーキング材は、塗装ができるため、外壁塗装の前に使われることが多いです。ですが、シリコン系に比べ耐候性は劣ります。
耐用年数が短い理由:紫外線や水分に弱く、時間が経つとひび割れや剥がれが発生しやすくなります。
ブチル系
耐用年数:約7~10年
特徴:主に屋根や外壁の接合部に使用されます。防水性が高く、湿気や水に強いため屋外の使用に適していますが紫外線に弱いです。
耐用年数が短い理由:紫外線に弱く、長期間使用すると表面が劣化し、ひび割れや剥がれが発生することがあります。
□外壁のコーキング耐用年数に影響を与える要因
➀気候条件
・高温・低温:熱膨張や収縮が繰り返されるとコーキング材の劣化が早まります。
極端な気温変化がある地域(寒冷地や高温地域)では、コーキング材が劣化したりひび割れたりする可能性が高くなります。
・紫外線:直射日光が強い地域では、紫外線による劣化が進み、耐用年数が短くなることがあります。シリコン系や変成シリコン系は紫外線に強いですが、アクリル系やブチル系は紫外線に弱い傾向があります。
・湿度:湿度の多い地域ではコーキング材が湿気に晒されることにより劣化が早まることが
あります。風雨に晒される場所では適切な施工が求められます。
□コーキング作業の流れ
①準備
作業を行う箇所の汚れや古いコーキング材を取り除き、清掃します。必要に応じて隙間の形状を整えます
➁コーキング材の充填
コーキングガンにシーリング材をセットし、隙間に均等に塗布します。少しずつ充填し空気が入らないように注意します。
➂成形
コーキング材を充填した後、専用のヘラや指で表面を整えます。これによって、仕上がりが綺麗になり材質の密着性も向上します。
④乾燥・硬化
コーキング材には乾燥・硬化時間が必要です。使用する材料によって時間が異なるのでその材料に応じた時間放置して十分に硬化させます。
□コーキングの注意点
・気温と湿度の影響
コーキング作業は気温や湿度によって乾燥時間や効果速度が異なるため、作業を行う際の環境に注意する必要があります。冬場や湿度の多い場所では乾燥時間が長くなることがあります。
・適切な材質選び
使用する場所や条件に応じて適切なコーキング材を選ぶことがとても重要です。高温や紫外線にさらされる部分には耐久性に優れたシリコン系や4変成シリコン系が適しています。
・施工後メンテナンス
コーキングは経年劣化することがあります。外壁や屋外の使用部分では、定期的に点検し劣化が見られる場合再施工が必要です。
□コーキングが必要な場所の例
・窓枠回り
窓と外壁の隙間を埋め、防水性や気密性を高めます。
・浴室やキッチン
水回りの隙間を埋め、水分の侵入を防ぐ。
・屋根や外壁の接合部
雨水の侵入を防ぐため、屋根や壁の接合部にコーキングを施す。
・ドア枠
ドアと壁の隙間にコーキングし、気密性や防音性を高める。
□コーキングの劣化について
・コーキングのひび割れ
コーキング(シーリング)のひび割れは、建物の防水や隙間の充填に用いられるコーキング材が劣化し、亀裂や割れ目が発生する現象です。このひび割れの原因は様々です。
1.経年劣化
〇原因:コーキング材は時間の経過とともに紫外線や酸素、水分などの環境要因の影響を受け、硬化や柔軟性の低下が進みます。
〇結果:硬化して脆くなり、収縮や伸縮に対応できずにひび割れが発生します。
2.紫外線の影響
〇原因:太陽光に含まれる紫外線は、コーキング材に含まれる成分を分解し、表面を劣化させます。
〇結果:コーキング材が粉状になる(チョーキング現象)や、柔軟性を失って割れる原因となります。
3.温度変化
〇原因:昼夜や季節の温度差による建物の膨張・収縮が繰り返されることで、コーキング材に応力がかかります。
〇結果:コーキング材が劣化し、引き裂かれるようにひび割れる場合があります。
4.下地の動き
〇原因:建物の構造物の揺れや沈下、下地材の収縮・膨張などの動きがコーキング材に直接影響を与えます。
〇結果:コーキング材が引っ張られたり押しつぶされたりすることでひび割れが生じます。
5.不十分な施工
〇原因:
・コーキング材の種類が使い処に適していない。
・表面の清掃不足でプライマーの不適切な使用。
・適切な厚みや幅で充填されていない。・結果:材料の密着性や柔軟性は十分に発揮されず、早期にひび割れが発生します。
6.使用されている材料の質
〇原因:安価な材料や、長期間の耐久性が低い材料を使用した場合。
〇結果:材料が早期に劣化し、ひび割れが発生しやすくなります。
7.科学的要因
〇原因:コーキング材が周囲の材料や環境中の化学物質と反応し、劣化する場合があります。
・例:溶剤残留、酸性雨、工業排気ガスなど。
〇結果:コーキング材が劣化し、ひび割れや剥離が起きます。
8.水分の影響
〇原因:コーキング材が施工後に十分硬化する前に雨や湿気にさらされる、または施工箇所に水が浸透する場合。
〇結果:接着不良や膨れ、ひび割れの原因となります。
□対策
1.適切な施工方法
・専用のプライマーを使用し、下地をきちんと清掃。
・適切な厚みと幅でコーキング材を充填。・使用環境に応じた適切なコーキング材を選定。
2.定期的なメンテナンス
・定期的に劣化やひび割れの有無を確認し、必要に応じて打ち替えや補修お実施。
3.高品質な材料の選定
・耐候性、耐久性の高いコーキング材を選ぶ(例:シリコン系やポリウレタン系)
4.施工後の環境管理
・施工後は十分に硬化するまで乾燥させる。
□コーキング痩せについて
・コーキング痩せの原因
コーキング痩せとは、コーキング(シーリング)の材料が経年劣化や施工不良によって収縮し、隙間が生じたり、厚みが減少したりする現象を指します。この問題は、建物の防水性や耐久性に大きな影響を与えるため、注意が必要です。
1.経年劣化
・コーキング材は紫外線や風雨にさらされることで、時間とともに硬化し、弾性や柔軟性を失います。その結果萎縮が進み、隙間やクラックが発生します。
2.施工不良
・適切な厚みや幅が確保されていない場合、コーキング材が十分に伸縮できず、早期に痩せが発生します。
・プライマーの塗布不足や不適切な接着面の処理も、コーキングの剥離や痩せの原因になります。
3.使用材料の選択ミス
・建物の動き(膨張や収縮)に対する適合性が低いコーキング材を使用してしまうと、劣化が早まります。
・耐候性の低い材料を使用した場合も痩せが顕著になります。
4.環境要因
・紫外線や湿度の影響が強い場所では、コーキング材がより早く劣化します。
・寒暖差が大きい環境では、コーキング材にかかる負荷が増え、収縮やひび割れを引き起こしやすくなります。
□コーキング痩せが引き起こす問題
1.防水性の低下
・外壁や屋根部分のコーキング痩せにより、雨水が侵入して建物内部が腐食やカビの原因になることがあります。
2.断熱性・気密性の低下
・サッシ周辺などのコーキングが痩せると、隙間風が入り、断熱効果が低下します。
3.建物の劣化促進
・コーキング痩せによる水漏れや湿気は、建物の構造部分(木材や鉄骨)を痛める原因となります。
□コーキング痩せの予防と対策
1.予防策
・高品質なコーキング材を選ぶ
耐候性や耐久性が高い製品を使用することで、痩せの進行を遅らせることができます。
・適切な施工
プライマーを正しく塗布し、適切な厚みや幅を確保することが重要です。また、専門の施工業者に依頼することで、施工不良を防げます。
・定期点検
建物を定期的に点検し、劣化や痩せを早期発見することで、大規模な修繕を防ぐことができます。
2.痩せが発生した場合の対策
・部分補修
軽度の痩せやクラックの場合、新しいコーキング材を上から塗布して隙間を埋めることが可能です。
・全面打ち替え
コーキング材全体が劣化している場合は、古い材料を完全に除去し、新しいコーキング材を打ち直す必要があります。
・防水工事との併用
特に外壁や屋根の場合、防水工事と合わせてコーキング材の補修を行うことで、建物全体の耐久性を向上させることができます。
□推奨されるコーキング材
・変性シリコン系:柔軟性が高く、外壁や屋根に適している。
・ポリウレタン系:耐久性があり、動きの多い部分に向いている。
・シリコン系:耐候性が高いが、塗装ができないため、用途に注意。
□まとめ
コーキングは、家の耐久性や快適性を保つために欠かせない作業です。適切に行うこと
で長期的に効果を発揮し、リフォームや新築の際にとても重要な役割を果たします。
また、コーキングの劣化を放置すると、防水性を損なうだけでなく、建物全体の寿命が短くなる可能性があります。定期的な点検と適切な補修を心がけ、建物の維持管理を行いましょう。
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